導入事例

住友電気工業株式会社様

  • 業種:製造業
  • 導入システム詳細:Active! vault

グループ従業員数約20万人。
一日に60万通を越える膨大なメールをアーカイブし、
優れた検索性を持つサービスが必要だった。

  • 1日60万通の全社メールを年間にわたって保管
  • より柔軟で大容量のメール処理にも対応できる検索性能
  • 検索機能に対する不満を解消し、作業工数を軽減

メールアーカイブの必要性と旧システムが抱えていた課題

住友電気工業株式会社情報システム部情報技術部のセキュリティ技術グループでグループ長を務める船越健治氏は、メールアーカイブの重要性について、次のように説明します。

「当社では、経営理念の中で『高い企業倫理を保持し、常に信頼される会社を目指します』と明文化しています。また住友電工グループ企業行動憲章の中でも、『法令の遵守』や『公正、適正な企業活動』を掲げています。こうした背景から当社では、企業の内部統制やコンプライアンスを重要視しています。その取り組みの一環として、業務で交換されているメールのアーカイブは、必須と考えていました」

メールがビジネスの現場で日常的に使われている現在、監査データを確保するという観点からも、多くの監査法人やコンサルタントがメールをアーカイブし、監査証跡として保管しておくことの重要性を指摘しています。同社のセキュリティ技術グループでも、企業理念やコンプライアンスの観点からメールのアーカイブに取り組んできました。

しかし、以前に採用していたメールのアーカイブ製品には、いくつかの課題があったと同グループの湊大助氏は指摘します。

「これまでに何社かのメールのアーカイブ製品を利用してきましたが、その中には、検索機能の面で我々の要望に叶っていないものがありました。たとえば、検索した結果が一定の件数で表示を止めてしまうため、二度や三度に分けて検索するといった手間がかかっていました。当社でアーカイブしているメールの量はとても膨大なので、その中から監査などに必要となるメールを探し出すためには、1万件前後で表示が切れてしまうと不便だったのです。そのため、より柔軟で大容量の処理に対応できる検索性能を備えた製品を探していました」

船越 健治氏

住友電気工業株式会社
情報システム部 情報技術部
セキュリティ技術グループ グループ長
船越 健治

湊 大助氏

住友電気工業株式会社
情報システム部 情報技術部
セキュリティ技術グループ
湊 大助

一日60万通のメールをアーカイブしてコマンドラインで検索できるActive! vaultの性能を評価

住友電気工業の従業員数は、グループ関連企業を含めると約20万人に及びます。単独でも約4,000人という大企業であるだけに、一日に社内外やグループ企業で送受信されるメールの流量は60万通を超えます。膨大な量のアーカイブから、目的のメールを短時間で的確に探し出すためには、検索機能の使い勝手や性能が重要な選択のポイントでした。

「具体的には、メールのドメインやアドレスなどで検索するケースが多く、そうしたときに検索結果の表示に一定の制限があると、目的のメールを探し出すまでに、条件を絞り込むための工夫や、表示を切り替えて確認する、といった手間が発生していたのです」と湊氏は過去の問題について説明します。

こうした背景から、セキュリティ技術グループでは大容量のメールアーカイブに対応し、検索機能の使い勝手と性能に優れた製品をリサーチしてきました。その結果、Active! vaultが採用されたのです。

「以前に使用していたアーカイブ製品が、2011年で更新時期となっていたので、検索機能に対する不満を解消してディスクへの保管サイズを圧縮できる製品をリサーチしてきました。そしてActive! vaultを採用しようと決めました。理由としては、コマンドラインを使ってさまざまな条件で検索を実行できる使い勝手と、検索結果の表示件数に制限がない点でした。加えて、メールのアーカイブに必要なディスク容量を節約できる重複排除の機能にも注目しました。そのほかにも、アーカイブの仕組みがメールサーバーに負荷をかけない点や、コストパフォーマンスの良さと、国内の企業ならではの対応の早さなどを評価しました」と湊氏は選定の理由について振り返ります。
2011年11月に導入されたActive! vaultは、一日60万通のメールをアーカイブし、即座に検索できる環境を提供しました。また、同グループが期待していた重複排除の機能によって、以前は約23TB程度のデータが、10TBまで抑えられたといいます。

Active! vaultのアーカイブをバックアップに応用しユーザーの
利便性に取り組む

「Active! vaultに入れ替えたことで、検索に関してもう一つ改善された点がありました。以前のアーカイブ製品では、一日分のメールがディスクに保管されてから、インデックスを作成していました。そのため当日のメールは、翌日にインデックスが作られた後にならないと、検索対象にならなかったのです。これは運用面でも不便でした。しかしActive! vaultは、アーカイブされた直後であっても、メールの検索が可能なので、他の部門から検索などの依頼があっても、対応が迅速になりました」と湊氏は評価します。

「約一年の運用を経て、Active! vaultの性能や機能には満足しています。当社の情報セキュリティやコンプライアンスという観点からも、Active! vaultによるメールのアーカイブは、とても有用だと評価しています。今後は、このアーカイブの仕組みをさらに活用して、社員のメールの利便性につなげられないか、検討していきたいと考えています」と船越氏は今後に向けた取り組みについて触れます。

Active! vaultでは、きめ細かい条件指定でアーカイブされたメールを検索できます。この機能を応用すると、間違ってメールサーバーから削除してしまったメールも、アーカイブから探し出せるようになります。

「今後は運用面での課題なども検証しながら、ユーザーの利便性を向上するために、Active! vaultを活用できないか研究していこうと思います」と湊氏はバックアップとしてのActive! vaultの可能性について説明しました。

システム概要

  • 関連企業含む約20万人の社員でActive! vaultを利用
  • 1日60万通の全社メールを年間にわたって保管し、大容量の検索処理に対応

この製品・サービスに関する導入事例をもっと見る

この事例で紹介された製品・サービスの機能や価格を見る

ご購入やお見積りのご相談、ご質問などは、販売パートナーか、当社窓口までお気軽にお問い合わせください。

電話でのお問い合わせは03-5623-253003-5623-2530