導入事例

琉球大学様

  • 業種:文教(大学)
  • 導入システム詳細:DEEPMail

サービスの停止時間を最小限にしつつ、可用性を高める「アクティブ-アクティブ」の構成を実現。

  • 柔軟なカスタマイズ性で使い方に合わせたシステムを構築
  • Shibboleth認証による「シングルサインオン」にも対応
  • メンテナンス時のサービス停止時間を大幅短縮

琉球大学のニーズに応えたメールソリューション

琉球大学では、DEEPMailを2007年4月から利用している。今回のリプレースでは、サーバーの統合を行った。メールシステムについては物理サーバー上に構築されており、DEEPMailが稼働している。DEEPMailの優位点について総合情報処理センター・技術専門職員の大川康治氏に話を伺った。

積極的にサービスを提供する総合情報処理センター

琉球大学は1950年に設立された大学で、英語学部、教育学部、社会科学部、理学部、農学部および応用学芸学部の6学部、1・2年次あわせて562人の学生、44人の職員で開学された。現在は、千原キャンパス(沖縄県中頭郡西原町字千原1番地)と上原キャンパス(沖縄県中頭郡西原町字上原207番地)のそれぞれに、法文学部、観光産業科学部、教育学部、理学部、医学部、工学部、農学部などの学部や専攻科、大学院があり、学生総数は8000人弱。教員数は790人ほどの規模まで拡大している。

同校の総合情報処理センターは、研究・教育用のインフラストラクチャーの整備をメインの業務として行っている。「今回のリプレースで、10台ほどの物理サーバー上に約30台分の仮想OSを稼働させています。前のシステムでは7本のラックを使っていましたが、5本に集約できました。サーバーの構築が容易になったので、仮想サーバーのホスティングサービスなども提供しようと検討しています」と総合情報処理センター・技術専門職員の大川康治氏は語る。

大川 康治氏

総合情報処理センター
技術専門職員
大川 康治

ニーズに合わせて柔軟に構築できるDEEPMailを有効活用

同校のメールシステムにはDEEPMailが導入されている。2007年のリプレース時に選定されて以来、2度目の採用となる。メールシステムは、さまざまなベンダーの製品が提供されており、それぞれ特徴がある。例えば、DEEPMailのようにハードウェアとソフトウェアが別々に提供されるシステムもあれば、ハードウェア/ソフトウェアが一体となっているアプライアンス型のシステムもある。ハードウェアとソフトウェアが別々の場合、導入企業・団体のニーズに合わせた細かな微調整ができるが、ハードウェアの構築などの工数がかかる。

一方、アプライアンスの場合、導入・管理しやすいが、ストレージの追加や細かいカスタマイズに対応できないといったデメリットもある。メールシステムに何を求めるのかによって、最適なメールシステムは異なる。

今回のシステム更改において琉球大学がメールシステムに求めたポイントは、パフォーマンスやコスト、移行のしやすさに加え、冗長構成やメンテナンス時間の短縮などであったDEEPMailの場合、冗長構成はもちろん、最適なコストで高いパフォーマンスのメールシステムを構築することができる。また、カスタマイズも非常に柔軟に対応できるので、同校の使い方に合わせたメールシステムを継続して構築できることが予想された。実際に構築されたメールシステムは現在当初の予想通り非常に有効に利用されている。

可用性を高めつつメンテナンス時のサービス停止時間を最小化

これまで琉球大学では、パフォーマンスを重視しハイエンドモデルのサーバーにDEEPMailをインストールし、アクティブ-スタンバイ構成で運用してきた。しかし、次期システムではその構成をアクティブ-アクティブ構成にしたいと考えていたという。

「当校の場合、新入生が入学してくる前にメンテナンスを行うようにしています。具体的には、春休みと夏休みの期間にOSをアップデートしたり、製品にパッチを当てたりしています。その際、サービスの停止にかかる時間が問題になっていました。アクティブ-スタンバイの構成では、どうしてもサービスの停止時間が長くなり、1日ほどサービスが停止してしまいます。そこで、サービスの停止時間を最小限にしつつ、可用性を高めるアクティブ-アクティブの構成にしたいと考えました」と大川氏は説明する。

アクティブ-スタンバイ構成の場合、2台のサーバーがあっても、稼働しているのは1台だけだ。稼働しているサーバーに障害があった際は、スタンバイしているサーバーに自動的に切り替わる。ある程度の可用性は保持されているが、待機しているサーバーは平常時には稼働しないため、導入・運用コストを考えた場合に割高となることがある。また、アクティブ機の切り替え時には数分から数十分のダウンタイムが発生する為、メンテナンスの際も提供しているサービスを止める時間帯が長時間にわたる。そのため琉球大学の場合、春と夏の2回、終日メールが利用できない日が発生していたのだ。

一方、アクティブ-アクティブ構成では2つのサーバーが常に平行稼働しており、そのうちの1台に障害が起きたとしても、もう一方のサーバーでサービスを継続できる。パフォーマンスも高く、サービスの切り替えもない。こちらの構成では、メンテナンスする際に、サービスを停止する必要がほとんどなく、ユーザーへの負担も軽い。

今回のシステム導入に際しては、このメンテナンス時間におけるサービスダウンタイムを短縮させることも検討されていたため、DEEPMail独自の機能であるマルチサーバー機能を活用しアクティブ-アクティブ構成で運用されることになった。このマルチサーバー機能では、ユーザのスプールデータを外部のストレージに格納するため、最後の一台が停止しない限り全ユーザに全サービスを提供し続けることができる。また、管理サーバーが増えることを想定し設定情報の自動同期機能も備えているため、運用管理コストを低減することも可能である。

既に今回のシステムがサービスインしてから一度サーバーメンテナンスを行った同大学では、メールシステムに関してはアクティブ-アクティブの構成に変えたことで、前回システムでは1日かけていたメンテナンス時間を2時間にまで短縮することができ、サービスをほとんど止めずに実施できるようになった。

細かいカスタマイズにも対応 モジュール提供などにも安心感

DEEPMailは、非常に細かいところまでカスタマイズしてもらえるという点が高評価されている。前回のシステムでも、エイリアスドメインを送信時のプルダウン形式で選択するなど、細かいカスタマイズが施された。今回の導入では、前回カスタマイズされた項目の多くが、この4,5年の内に標準機能として採用されており、日々ユーザニーズを取り込んで製品開発を進めていることが管理者には好感を与える。

カスタマイズについては、Webのインタフェイス周りだけでなくメールエンジンに近い部分にも柔軟に実施する。そのため、ユーザーの要望に細かく応えるメールシステムを構築することができるのだ。ディープソフトの場合、エンジニアもユーザーの声に耳を傾け、可能な限り要望に添うようなカスタマイズを行う。それだけにとどまらず、常に国内市場に目を向けた機能追加を行っている。このようなユーザー対応を可能にしているのは、同社がDEEPMailのソースコードを国内で保持していることにある。

実際に小さいトラブルは散見されるが、リモートサポートで迅速に問題を解決する為、大きな問題に発展することも少ないと言える。サポートの観点からも、迅速な対応を実現できているのはエンジニアとソースコードが国内に存在しているからと言える。

学内システムにシボレス認証の導入を検討 実績の豊富なDEEPMail

琉球大学では今後、学内の各種WebシステムへShibboleth認証を利用した「シングルサインオン」を実現しようとしている。Shibboleth認証は、欧米の大学では事実上の標準形式として採用されており、国内ではすでにDEEPMailで稼働している実績もある。

「図書館のシステムを皮切りに、Shibboleth認証を利用できるようにしていこうと考えています。ディープソフト様には、Shibboleth認証に移行する際にも引き続きフットワークの軽いサポートをキープしていただけるよう期待しています」と大川氏は語る。

堅牢でメンテナンス性の高いメールシステムを構築するために選定されたDEEPMailだが、拡張性も高く、将来にわたって継続して利用することができる。最近注目されているShibboleth認証といった新しいテクノロジーにも対応できる、数少ないメールシステムの1つだ。ユーザーにとっての「安心感」とは、機能や可用性だけにとどまらない。ディープソフトの「安心感」の高さは、さまざまな要素を一つ一つ積み上げていった結果であろう。それだけに多くの企業や大学が導入を進めているのだろう。

今必要な要件に応えるだけではなく、将来にわたってニーズに応え続けているディープソフトの活動は、導入した企業や大学にとって心強いサポートとなっている。ユーザー視点での展開がディープソフトの魅力なのだろう。

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