導入事例

株式会社コムネットシステム様

  • 業種:システムインテグレーター
  • ・Active! gate SS(Office 365連携)
  • ・Active! vault SS(Office 365連携)

Office 365と連携するActive! gate SSで送信時のセルフチェックを三重化し誤送信防止に取り組む。

  • Office 365と連携して社員が安心してメールを送信できる誤送信対策の実現
  • 自社のポリシーによるメールの誤送信チェックを多重化する仕組みの確立
  • コストパフォーマンスが高く確実で安心なメールアーカイブの採用

サポートサービスに力を入れるワンストップのICT専門家集団

株式会社コムネットシステムは、ICTサポート関連における顧客の不安を解消し、クラウドを安全に利用できる環境を整備するために、CS Doctorというサポートサービスを提供しています。そのサービスの概要について、ICTソリューション事業部の小倉大門課長は、次のように説明します。「CS Doctorは、クラウド時代の最先端のICTサポートサービスです。Doctorという名前を付けているのは、企業にとってICTの専任主治医となることを目的にしているからです。このサポートサービスでは、ドクターと呼ぶICTの専任担当を顧客企業ごとに配置します。そして、企業のICT環境を診断して、スリム化や低コスト化を実現していきます。さらに、会員企業には最先端のクラウドサービスを安心・安全にご利用いただくためのリードやネットワークセキュリティサービスを提供しています。

1995年の創業から、ICTネットワークやシステム構築の企画に、設計・施工・保守サポートサービス、そしてコンサルティングまでをワンストップできめ細かく対応することで業績を伸ばしてきた同社では、すべてのスタッフが情報通信の専門家として、延べ5,000社を超える顧客企業のICTを支えています。

「ICTの専門家である当社の社員は、お客様から信頼されるために、きめ細かいサポートサービスを提供することはもちろんですが、我々の業務にミスがあっては大変です。特に、メールの誤送信は企業の信頼性を大きく左右するトラブルになります。そのため、かねてから社員が安心してメールを送信できる誤送信への対策が急務となっていました」と小倉氏は同社が抱えていた課題を振り返ります。

小倉 大門氏

株式会社コムネットシステム様
ICTソリューション事業部 課長
小倉 大門

顧客への提案をきっかけにActive! gate SSを知り自社でも採用

ICTソリューション事業部が、Active! gate SSを導入したきっかけについて、鈴木尚係長がその経緯を話します。「2015年の5月に、当社のお客様からメールの誤送信防止についての問い合わせが入ったのです。そのお客様は、Google Appsを導入されていたので、クラウド型メールに対応した誤送信防止ソリューションをリサーチしたところ、Active! gate SSを発見しました」

Active! gate SSの他にも、いくつかのメール誤送信防止ソリューションを検討したICTソリューション事業部では、性能や機能に加えて、セキュリティ対策への基本設計に共感して、サービスを提供している顧客企業に導入を提案しました。

「Active! gate SSを最終的に選んだ理由は、コンソール画面がとても分かりやすく、その設計思想が我々の扱っているFirewall製品の構造と類似していた点にありました。ポリシーの定義などに共通点が多く、これならば安心してお客様に推奨できると思ったのです」と小倉氏は選定の理由を説明します。

ICTソリューション事業部では、顧客企業へのメール誤送信対策を推進すると同時に、Active! gate SSがOffice 365にも対応していることを確認して、自社への導入も決定しました。

鈴木 尚氏

株式会社コムネットシステム様
ICTソリューション事業部 係長
鈴木 尚

三重のセルフチェックでメールの誤送信を強固に予防

「Active! gate SSのメール誤送信対策で、我々が注目したのは、ポリシーの定義によってメールの誤送信チェックを多重化できることでした。企業によっては、上司承認などでメールの誤送信をチェックする例もあります。しかし、それでは当社の場合には、上長に業務の負担がかかるので、各自で安全性を確保する方法を採用したかったのです。その結果、全員が送信前に三重のセルフチェックを行う仕組みを構築しました」と小倉氏は導入された誤送信対策を解説します。

同社のメール誤送信対策は、各自がメールを作成すると、送信時に三段階の確認が行われます。最初は、送信先のアドレスを確認するメッセージが表示されます。次に、送信元のドメインをチェックするように問い合わせてきます。そして最後に、添付ファイルの暗号化を行うかどうかを確認してきます。

「三段階の自己診断フローを提示することにより、これで間違えたらICTのプロとしての名折れというか、恥ずかしいだろうという意識で、各自がメールの送信に注意を払うようになりました」と鈴木氏は導入の成果を語ります。

コストパフォーマンスに納得してActive! vault SSを採用

「Active! gate SSの導入と合わせて、Active! vault SSも採用しました。理由は、コストパフォーマンスの高さです。一年を超えたデータがブルーレイディスクで送られてくるので、コストを抑えた運用が可能になる点を評価しました。Active! vault SSを検討する以前は、オンプレミスのメール アーカイブ製品も研究していたのですが、コストが高くて自社でも導入できませんでした。それに対して、Active! vault SSならば納得できる運用方法とコストなので、社内での決裁も得られました」と小倉氏はActive! vault SS選定の理由を説明します。

今後も新鮮なセルフチェックを提供し利用者のメール誤送信防止に努めていく

三重化されたセルフチェックによって、メールの誤送信防止を実現した株式会社コムネットシステムのICTソリューション事業部では、現状に満足することなく、さらなる安全性を追求していく考えです。「セルフチェックは、同じ内容を長く確認していると、どうしてもルーチン化してチェックが甘くなってしまいます。そこで、Active! gate SSの機能を活用して、メールアドレスの一部を伏せ字にして入力させるとか、チェックの順番や項目を変えるなど、常に変化をもたらしていこうと思っています」小倉氏は今後に向けた取り組みを語りました。

メールアドレスの一部を伏せ字にして確認を促す

システム概要

  • Office 365と連携する誤送信防止、アーカイブを全社で活用
  • 送信メールの一時保留による宛先のセルフチェックを三重化して行なう
  • 外部宛に添付ファイルを送信する場合は暗号化して送付する

導入メリット

  • 送信前に三重のセルフチェックを行う仕組みによりメールの誤送信を防止
  • 暗号化することで添付ファイル経由の情報漏えいを防止
  • Active! gate SSの設定の柔軟さを活用してセルフチェックのルーチン化を防止
  • アーカイブデータの月次メディア送付サービスでコストを抑えた安全な運用を実現

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